原作:Shiny Pastel Moon
(松本 誠也)
The world of the Holy Mother
†
(書き出し:2020.11.25)
(完成:2021,4,2)
(ラスト編集:Ver4.2 2021.4.23)
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全18章 62記事
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目次 ①は章 (1)は 章のページナンバー
①旅立ち(1) ➁出会い(4) ③文化(8) ④意識(11)
⑤確信(14) ⑥記憶(16) ⑦補い(21) ⑧陰(24) ⑨春華(27)
⑩アクセス(30) ⑪ガード(33) ⑫旅路(37)
⑬都会 (42) ⑭脚光(46) ⑮空道(50) ⑯講演(54)
⑰冬の恋(57) ⑱終着(60)
から続けて見れます。
閑静な田舎の駅に佇む 一人の若い女性が居た。
大き目の黒いリュックをしょい、
うつむき加減で電車を待つ様であった。
菅尾駅(すがおえき)。
大分県豊後大野市三重町菅生。
木造の小さな駅で寂しい駅。
何を悩むか表情があまり芳しくは無い。
JR九州 豊肥本線の駅。
しばらくすると一車両の黄色い電車が到着。
彼女は静かにその列車に吸い込まれるかの様に、
乗車したのであった。
電車に乗り込むと三人しか乗っておらず、
またうつむき加減で空いていた席に佇むと、
リュックを降ろし窓際の席に腰を下ろし、
リュックは空いていた隣の席に置いたのであった。
覚束ない眼差しで車窓を見詰めていた。
そして列車はドアが閉まり発車したのであった。
(1)